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辞書・辞典・字典・事典

投稿日時 2015-12-17 0:00:00
執筆者 rrb
「辞書」「辞典」「字典」「事典」の違いについて、きちんと使い分けられる? 「辞書」「辞典」「字典」「事典」、字面から察すれば、大まかな違いは分かりそうだが、その意味を正確にいえる人はあまりいない。

言語学者の金田一秀穂によると違いは次のようになる。

『辞典』は、国語辞典、英和辞典などに代表されるように、言葉自体の意味や文法、例文を記した書物のこと。
『字典』は、その字の使い方や読み方、正しい形を知れる書物のこと。漢和辞典に近いが、字典のほうがより記述が簡素。
『事典』は、『事(ことがら)』という名前の通り、言葉の意味より事柄を説明した本のこと。百科事典が典型的だが、固有名詞や事件、歴史、地理、生物などを詳しく記述してあるものを指す。

ここまでは割と順調だが、難しいのは「辞典」と「辞書」の違い。金田一氏は、「感覚的な話になるが、辞書よりも辞典のほうが記述が詳しい印象」というものの、「『辞書』と『辞典』は単に言葉の言い換えで、実は両者は同じ言葉」という説もある。

たとえば、『英単語を覚えるため、1ページごと辞書を食べた』などの例文では『辞書』を『辞典』とは言い換えられない。反対のケースもあり、『英和辞典』を『英和辞書』とも言い換えられない。つまり、両者は非常に意味が似ているが、言い換えができない以上、まったく同じ性質の言葉だとは言い切れない、となる。

で、結論出ず…まだまだ謎が残る辞典や辞書の言葉の定義。これらを生涯をかけて解き明かしていくのが、真の辞書好きの使命なのかもしれない…ということで、どうも、おやかまっさんどした。





ホンマ、どんな視点をもってんねん? 変わり者と言われる理由のひとつはここにあり…だな





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