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京都の問題

投稿日時 2015-6-24 0:00:00
執筆者 rrb
マンションの建設現場を見ると、京都のひとつの問題が見ている気がする。それは「親の土地や建物を引き継ぐ家族がいないかも…」ということだ。相続者の京都外への流出ともいえる。

祖父母や両親の時代(昭和時代)は、たとえば自営業でも何とか生計もたった。しかし、元々地元企業が少ないため、大阪等へ職を求めて若者は出て行く。それと同時に時代背景から自営業もギリギリとなったり、店を閉めることになったり…だ。


相続で一番多いのは遺産相続である。その時、その土地や建物を引き継ぐかどうか」が問題となる。こういう場合、遺産は土地・建物の場合が多く、現金は少ない。ということは土地・建物の値段に値する相続税を支払う現金を用意しなければならない。


結果、たとえば一般のサラリーマンでは支払えない額となり、いわゆる物納で税金を支払うこととなる。つまり、土地・建物を手放すことになる。その土地を不動産会社等が買い取り、ワンルームを含むマンション化へ。同時に、京都の町家風景は消えていくとストーリーができる。


このままでいくと人が住んでいる町家はなくなり、商業と化した町家が残るということになる。いわゆる作られた町家だ。このままでいいのだろうか…という今京都。

ふ〜ん、結構、深刻な問題があるんだなぁ





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