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暮らしにとけ込むお地蔵さん

投稿日時 2015-6-19 0:00:00
執筆者 rrb
地蔵菩薩は六道衆生の苦を救う菩薩で、地獄におちた人びとの救済者として古くから信仰を集め、末法思想とともに盛んとなる。特に冥界と現世の境で邪悪な霊魂を祓う存在とされ、村や町の境界に祀られ、また境界は子どもの埋葬地であったから、地蔵は子どもを守るとの信仰が高まった。
また、京の七口(←クリック)には平安末期に地蔵が安置され、京を離れるとき無事を祈る場所として知られ、後の六地蔵となった。
と『京都大事典』に掲載されている。

六つの地蔵尊は次のとおり。
1.奈良街道−大善寺−伏見六地蔵
2.西国街道−浄禅寺−鳥羽地蔵
3.丹波街道−地蔵寺−桂地蔵
4.周山街道−源光寺−常盤地蔵
5.若狭街道−上善寺−鞍馬口地蔵
6.東海道 −徳林庵−山科地蔵

また、京都では、8月22日・23日の両日に、都の入口(旧街道)六ヵ所にあるお地蔵さんを巡拝して、家内安全、無病息災を祈願する「六地蔵巡り」が行われる。各寺で授与された六種のお幡(はた)を入り口に吊すと、厄病退散、福徳招来するといわれており、800年も続いている伝統行事でもある。

いずれにしても、京都では、日常に存在し暮らしにとけ込んでいるお地蔵さん…という今京都。





たしかに京都はお地蔵さんが多い!





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