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一言居士
投稿日時 2008-3-14 0:05:13
執筆者 rrb
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いちげんこじ…何事にも必ず一言口をはさまなければ気の済まないたちの人。
◇ちょっと予備知識 → 「一言」は「いちごん」とも読む。
「居士」はもとは在家で仏道を修行する男性のことをさす。
「一言抉る」からきたともいう。
京ことば vol.1
「今京都」では「今(現在)の京都」をテーマに展開しており、そのひとつに京都を語源とすることばも取り上げている。その中で「京ことば」や「御所ことば」などの文字が出てくるが、「京ことば」って何？という方もいはるかもしれない。そこで「京ことば」について特集を組んでみようと思う。
全国的にみると、「京ことば」は古都のことばとして、歴史的にも文化的にも伝統のある重要な位置を占め、西日本方言に属し、近畿方言の代表をなしている。
「京ことば」とは、主として、1931(昭和6)年3月以後の新編入地域を除く京都旧市内に行われる方言で、京都の伝統的職業集団語・御所ことばを含むものとされる。
特に注目すべきことは、京都には「御所ことば」(女房詞)が保存され、さらに、伝統産業の職業語にも他方言にはみられない特色が認められることである。
一方では、「京ことば」には、近畿各地の方言と共通の特徴が多い。これに対して丹後の方言は、「京ことば」とはアクセント体系の異なる東京式アクセントを持っていて、「京ことば」と比べると異なる点が少なくない。
「京ことば」を、位相的にみるときには、便宜上、町方で使う「町方ことば」と、京都御所を中心とした「御所ことば」とにわけ、さらに次のように類別することができる。
�…�方のことば(京ことば)
中京ことば…中京区を中心とすることば。主として室町の問屋街のことばなど。室町商家のことば。
職人ことば…西陣機屋街に行われる職人ことば。
花街ことば…祇園を中心とした花街ことば。
伝統産業語…京焼・友禅染・京扇子などの職業語。
農家ことば…京都周辺の八瀬・大原・北白川・高雄・桂・大枝などの農家ことば。
��御所ことば…宮中・宮家・尼門跡、さらに旧公家に行われたことば。
しかし、これらの言語使用は互いに重なり合う面が多く、幕末までは、「御所ことば」を規範として相互に影響し合ったと思われる。
明治維新後は、近代化と標準語教育によって、位相的差異が薄れて、一様化に向かっているというが…今京都。(続く) ※写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。
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