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あきらめない
投稿日時 2012-8-19 0:00:00
執筆者 rrb
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あきらめない ロンドンで義足ランナーとして初めて五輪に参加し、400mに出た南アフリカのオスカー・ピストリウス選手(25)のこと。 準決勝で敗れはしたが、同走の選手が敬意の印にゼッケンの交換を求めてきた。 両すねの骨を欠いて生まれ、程なく膝から下を切断。 「私の義足は靴と同じ」 10代から短距離を磨き、北京パラリンピックでは敵なし。 称賛の一方で、義足は加速装置ではないのか、といった批判もくすぶる。 「道具によるドーピング」の声に抗し、出場規定のハードルを幾つも越え、たどり着いたのがロンドン。
「オスカー、敗者とは最後にゴールする人じゃない。はなから出場を諦めちゃう人を言うんだよ。」 同選手の10年前に亡くなった母親の言葉が紹介された。 とても心に響く。
偉大な選手を育てる偉大な母。当然、当人たちは「偉大」と自負している訳ではあるまい。 しかし、偉大な選手(人物)の傍にいる人々の何気ない一言が、なんとなく普通ではないような気がする。 こういうところに人生の教訓があり、日常的に心に「あきらめない」ことが刻み込まれているのだろう。 「できない」と何もしないのではなく、「できないかも」でも何かをすることが重要である。 元気をもらった言葉に約半年ぶりの更新となった…と、天を仰いで思うこと。
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