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rrbのブログ - 2010/03/13のエントリ

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天を仰いで思うこと しなこい 2010/03/13 12:00 am

なこい
柔軟な。しなやかな。弾力性があり、やわらかな形容。「竹を薄う割ってシナコイし、竹細工しやすおすわ」「ヤラコイ」は「柔らかい」で「今日のご飯はちょっとヤラコイな」 ヤラカイとも。「ややさん(赤ちゃん)の手はヤラコおすな」 ヤニコイは壊れやすい。「この椅子ヤニコイなあ、座っただけでぐらぐらする」「ひ弱い」の意味でも使う。「あの子はヤニコイな、すぐ泣かはる」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

陽の塔・芸術は爆発だ



あの人なら、この時代をどう語るだろう。岡本太郎さんが逝って14年。大阪万博で「太陽の塔」が6400万人もの目をくぎ付けにしてから、今年で40年になる。時は高度成長の絶頂、万博は勤勉な労働力に向け「人類の進歩と調和」をうたう格好の機会だった。「お上のお先棒を担ぐなんて」と周囲は猛反対。そこが太郎さんらしい。そんなに言うならやってやろうと引き受けた。「とにかくベラボーなものを作ってやる」とひたすら構想を練った。進歩を誇るべく、地上30mに大屋根を造る計画が固まっていた。模型を見るうちに、それを突き破る「ベラボーなもの」、70mの人間像が浮かぶ。紆余曲折を経て出来あがった前衛的で巨大なシンボルタワー「太陽の塔」は、当時の一部の知識人などから「牛乳瓶のお化け」「日本の恥辱」などと痛烈な批判を浴びた。



しかし、岡本太郎さんがこの前衛的な塔に込めたのは、文明の発達や進歩の中で、人々の生活も豊かになるのに反比例し、システムに組み込まれ、心がどんどん不自由になり貧しくなっていく全体性を失った当時の現代人への彼なりのアンチテーゼであった。また、主催者側が「人類の進歩と調和」というテーマに基づき、塔の地下に人類の発展に寄与した偉人の写真を並べるつもりだったのに対し、「世界を支えているのは、無名の人たち」と、世界中の人々の写真や民具を並べるように進言したという。
人類は進歩などしていない。太郎さんが、ど真ん中で万博に突きつけた「ノー」に、観客は共鳴する。「命を質に置いても来てよかったねぇ」との、あるおばあさんのつぶやきは岡本太郎さんを喜ばせたという。空間メディアプロデューサーなどの話によると、太陽の塔は「万博史に刻まれた唯一の異物」だそうだ。皮肉にもそれだけが残っている。


(神戸) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

今月15日で開幕40年を迎える日本万国博覧会(大阪万博)を記念して、万博の際にパビリオンとして使われた鉄鋼館が当時の資料を集めた「EXPO’70パビリオン」としてリニューアルされ、今日から公開される。パビリオンでは高度経済成長期の日本や万博期間中の華やかな様子を映像や写真パネルを使って紹介。万博の象徴で当時はモニュメントが展示されていた太陽の塔内部も再現され、岡本太郎さんの未公開映像の肉声も公開されるという。さらに音楽堂も40年ぶりの公開となり、レーザーを用いた光のショーが見られるという。太陽の塔は何を見つめているか。流れる雲か降り注ぐ雨か。誕生した時代とは両極の不況の時代か。知る由もないが、今日も変わらず、何かを見つめているには違いない。「平気で己を開き、野放図にふくらむ精神が現れてきたら、私の万国博への賭けは大成功だ」と、全存在をぶつけた岡本太郎さん。その覚悟に時代はまだ追いつけていないのではないか…と、天を仰いで思うこと。


 

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