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rrbのブログ - 2009/10/23のエントリ

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天を仰いで思うこと にじくる 2009/10/23 12:00 am

じくる
「そんなにあっちゃこっちゃニジクルもんやない」 なすりつける。塗りつける。ニシクルともいう。擦り付ける。じりじりと押し付けるの意味のニジルに、繰り返す、こね回すの意味のクル(繰る)をつけて作った。「にじり寄る」「にじり出る」というし、茶室には「にじり口」がある。「にじり書き」といえば、筆を紙に押さえ付けるようにして下手な文字を書くことになる。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

ばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。

方山話(78)
橋に思うこと



京都には、観月橋と渡月橋という橋がある。いずれもそこそこ有名だろう。
観月橋は、鎌倉時代末期から、桂橋(両郡橋又は指月橋)と称し存在した。桃山時代に、豊臣秀吉が豊後大友氏に命じ伏見から向島の間に長さ200m橋を架ける。豊後(ぶんご)橋と呼ばれる。江戸時代を通して18回の架け替えや修復の工事が行われた。鳥羽・伏見の戦で豊後橋が焼け落ちる。川の流れが速いため復旧に難儀したそうだ。その間は、渡し船が就航。1873(明治6)年に橋が再建、この時に橋脚の柱や高欄が鉄製になる。月を観るのに好適の場所にあるということから、「観月橋」と呼ばれるようになった。
一方、渡月橋は、承和年間(834-848)に僧・道昌が架橋したのが始まりとされ、現在の位置には、後年に角倉了以が架けたとされる。現在の橋は1934年(昭和9年)完成。橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート製だが、欄干部分は景勝地である嵐山の風景にとけ込むよう木造。観光パンフレットなどには、この橋が写り込んだ写真が多用され、また、映画やテレビドラマの撮影で多用されていることもあり、観光地としての嵐山を象徴する橋ともなっている。欄干が木造であることから、自動車が欄干に衝突した際に欄干を破損して車が川底に落下したり、捨てられた煙草の火によって欄干が燃える事故が発生することがある。亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺めて、「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから「渡月橋」と名付けられる。



このふたつの橋に共通する項目は、「月」である。
さて、京都の人に「観月橋は東西、南北のどっちに架かっている?」と聞くと、凡その人から、「南北」と正解が返ってくる。しかし、「渡月橋は?」という質問に対しては、凡その人が、「東西」と間違って答える。実際に渡月橋を渡ったことがある人に聞いても「東西」と間違って答える。


(神戸) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

この間違いはどこからくるのか…。恐らく、京都人にとって観月橋は京都の南にあり、北から南向いて行った進行方向のまま渡るから「南北」と正しく答えられる。しかし、渡月橋は京都の西にあることから、東から西に行ったところにあるため、錯覚し間違うのであろうと推測する。ちなみに四条通に架かる「松尾橋」については、正しく「東西」と答える。
念のために、地図を掲載しておく。





それにしても、「月を観る」だの「月が渡る」だの、京都での先人たちの生活感性は素晴らしい…と、天を仰いで思うこと。


 

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