rrbのブログ - 2009/05/12のエントリ
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今京都 しゃかのはなくそ 2009/05/12 12:00 am
しゃかのはなくそ
「釈迦の花供祖」は餅あられの一種。嵯峨釈迦堂の涅槃会(ねはんえ)で、「花供祖」と記した紙に包み、餅あられに出したことに基づく。京の民家では、残飯を乾飯(ほしい)にして黒豆とともに炒って飴で固めたものを指す。御所ことばで豆の入ったあられはイリイリといい、炒るに由来。一般に、あられのことを尼門跡寺院でイリイリとも。団子をイシイシ、数の子をカズカズと、重ね言葉が御所ことばに目立つ。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
しばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。
法輪寺/電電塔 (旧フォトヴィレッジ 2007年9月21日掲載)
京都嵐山にある法輪寺。ここはとてもユニーク。理由のひとつがこの山門をくぐったところにある大きな記念碑。


中央に石塔が置かれ、壁面の左右にはヘルツとエジソンというふたりの電気学の先人の浮彫胸額が飾られている。ヘルツとエジソンといえば、ともに誰もが知る電磁気学の先駆者。ヘルツは、電磁波の存在を実証したことで知られる。エジソンは、基礎研究よりも発明王として電灯などの発明で知られる。エジソンは85歳まで長生きしたのに対しヘルツは38歳の若さで亡くなった。エジソンはヘルツより10年早く生まれ、40年近く後に亡くなったということ。また、ヘルツはドイツ人で、エジソンはアメリカ人。こんなふたりの記念碑がどうして日本の京都にあるのか。


法輪寺にあるこの記念碑を写真からもわかるように「電電塔(でんでんとう)」という。かたわらの案内板に由来が記されている。そこには、
電気電波の祖神電電宮が祭祀されている当法輪寺境内に電電塔を建立し、その発展の基を築かれたエジソン(右)並びにヘルツ(左)の胸額を壁面に飾り、その功を顕彰すると共に、広く電気電波の発展隆昌に貢献せられた先覚功労者の霊を慰めるものである。
と記されている。


つまり法輪寺は電電明神が祭られている電電宮を持つ寺。電電明神とは、陰陽融合による光源の祖神として、古来崇められてきた神であって、今日の言葉でいうなら電気電波の祖神ということができる。その記念として電電塔を建て、電気電波の発展の基礎を築いたヘルツとエジソンを顕彰し、併せて先覚功労者の霊を慰めるということ。電電宮についてはまた改めて掲載する予定。いずれにしてもユニークなお寺、ここは京都嵐山法輪寺、という京の街のお話…今京都。

「釈迦の花供祖」は餅あられの一種。嵯峨釈迦堂の涅槃会(ねはんえ)で、「花供祖」と記した紙に包み、餅あられに出したことに基づく。京の民家では、残飯を乾飯(ほしい)にして黒豆とともに炒って飴で固めたものを指す。御所ことばで豆の入ったあられはイリイリといい、炒るに由来。一般に、あられのことを尼門跡寺院でイリイリとも。団子をイシイシ、数の子をカズカズと、重ね言葉が御所ことばに目立つ。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
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法輪寺/電電塔 (旧フォトヴィレッジ 2007年9月21日掲載)
京都嵐山にある法輪寺。ここはとてもユニーク。理由のひとつがこの山門をくぐったところにある大きな記念碑。


中央に石塔が置かれ、壁面の左右にはヘルツとエジソンというふたりの電気学の先人の浮彫胸額が飾られている。ヘルツとエジソンといえば、ともに誰もが知る電磁気学の先駆者。ヘルツは、電磁波の存在を実証したことで知られる。エジソンは、基礎研究よりも発明王として電灯などの発明で知られる。エジソンは85歳まで長生きしたのに対しヘルツは38歳の若さで亡くなった。エジソンはヘルツより10年早く生まれ、40年近く後に亡くなったということ。また、ヘルツはドイツ人で、エジソンはアメリカ人。こんなふたりの記念碑がどうして日本の京都にあるのか。


法輪寺にあるこの記念碑を写真からもわかるように「電電塔(でんでんとう)」という。かたわらの案内板に由来が記されている。そこには、
電気電波の祖神電電宮が祭祀されている当法輪寺境内に電電塔を建立し、その発展の基を築かれたエジソン(右)並びにヘルツ(左)の胸額を壁面に飾り、その功を顕彰すると共に、広く電気電波の発展隆昌に貢献せられた先覚功労者の霊を慰めるものである。
と記されている。


つまり法輪寺は電電明神が祭られている電電宮を持つ寺。電電明神とは、陰陽融合による光源の祖神として、古来崇められてきた神であって、今日の言葉でいうなら電気電波の祖神ということができる。その記念として電電塔を建て、電気電波の発展の基礎を築いたヘルツとエジソンを顕彰し、併せて先覚功労者の霊を慰めるということ。電電宮についてはまた改めて掲載する予定。いずれにしてもユニークなお寺、ここは京都嵐山法輪寺、という京の街のお話…今京都。

