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rrbのブログ - 2008/10のエントリ

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今京都 懇切丁寧 2008/10/26 12:00 am

んせつていねい…非常に親切で、細かいところまでよく気を回してあること。心を込めて物事を行うこと。
◇ちょっと予備知識 → 「懇切」は親切でいろいろと気を使うこと。
                類義語に懇到切至(こんとうせっし)・懇切周到(こんせつしゅうとう)がある。
                対義語は杜撰脱漏(ずさんだつろう)。

並み








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今京都 羞月閉花 2008/10/25 12:00 am

ゅうげつへいか…女性の容貌が非常に美しいことを、たたえていうことば。また美しい女性のこと。
◇ちょっと予備知識 → 「街談」「巷説」は共に世間のいい加減な噂。ほぼ同じ意味の2語を重ねて強調している。
                類義語に羞花閉月(しゅうかへいげつ)・沈魚落雁(ちんぎょらくがん)がある。

軍塚



京都盆地を一望する東山の頂にある将軍塚。京都が三方を山に囲まれていることを実感できる風景が広がるが、国の一大事の兆しがあれば「鳴動する」と伝えられてきた場所でもある。



由来は平安京の始まりまでさかのぼる。



桓武天皇は平城京から長岡に都を移したが、不慮の事故が続いた。ある日、側近の和気清麻呂(わけのきよまろ)が「狩り」をしようと天皇をこの地に誘い「この場所こそ都にふさわしい」と進言した。天皇は清麻呂の言葉を聞き入れ、平安遷都を決意したと伝えられる。



その際、長く都が守られるよう祈りを込めて、北、東、西の三方の山に約20m四方の塚をつくったとされる。高さ2.5mほどの土製の部将の像に甲胄(かっちゅう)を着せ、弓矢を持たせて埋めた。



現存するのは現在の将軍塚だけで、今は青蓮院の飛び地境内。造営の様子は平安時代に成立した「鳥羽僧正絵巻」に描かれ、絵巻には像を埋めた図があり、非常に由緒ある記述であり、場所でもあるという。



都の安泰を祈ってつくられた将軍塚は、異変が起こりそうになれば鳴動したと、源氏と平家の興亡を描いた軍記「源平盛衰記」に記録が残る。



1179(治承三)年7月のこと。まさに源頼朝が平家に反旗を翻し、挙兵する前年。青空がたちまち曇り、人の顔さえ見えないほど暗くなり将軍塚が三度、鳴動し、空に兵や馬の駆ける音が聞こえたという。



さらに室町幕府成立前後の軍記「太平記」でも鳴動の記述がある。いずれも京の都を揺るがす一大事だった。



以降、現在まで鳴動した言い伝えはない。くしくも青蓮院の本尊は、天変地異を鎮めるとされる「熾盛光(しじょうこう)如来」、その仏力のためかなどと想像してしまう。



桓武天皇や和気清麻呂が新たな都づくりに思いをはせた地。この場所に立っていると、都を移す場所にしようと考えた思いが伝わってきそうだ…今京都。


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今京都 謹厳実直 2008/10/24 12:00 am

んげんじっちょく…慎み深く、正直でまじめなこと。
◇ちょっと予備知識 → 「謹厳」は慎み深く、厳かなこと。「実直」は正直で、まじめなこと。
                類義語に謹厳温厚(きんげんおんこう)・謹厳重厚(きんげんじゅうこう)・
                謹言慎行(きんげんしんこう)がある。

よけの松
京都市東山区の本町通沿いにある寶樹寺(ほうじゅじ)の門前に、「子どもそだて 常盤薬師」と彫られた石碑が建つ。



寺の秘仏である薬師如来像と子どもにまつわる物語の由来は、源平が覇権を争っていた平安時代末期にさかのぼる。



平治の乱(1159年)で源義朝を破った平清盛は、源氏の報復を恐れて、義朝の子を捜し出して殺すよう家来に命じた。義朝に愛されていた女性常盤は、牛若ら三人の子を連れて大和(奈良県)に逃れていた。常盤の母は京で平氏に捕らえられ、常盤や三人の子の所在を詰い問められる。



そのことを知った常盤は「自首して母を助けるべきか、逃げのびてわが子を救うべきか」と悩んだ末に自首を決意し、子を連れて大和から京に戻った。



雪が降り続く翌年2月、常盤たちは現在の本町通にかかる「一ノ橋」にさしかかる。雪を避けるため、母子4人が道沿いに立つ松の陰に身をひそめた。しばらく休んで歩き出そうとすると、守り本尊にしていた薬師如来像が突然、石のように硬くなり、まばゆい光を放って「私をこの地にとどめなさい。3人の子どものことは心配しなくていい」と告げた。



平氏のもとに進み出た常盤と子の命は救われた。後に牛若が成人して義経となり、平家を滅亡に追い込んだのも薬師如来の加護だと、寺の縁起は記す。



「雪よけの松」は応仁の乱で焼けたとされるが、明治末期、京阪電鉄の建設工事に伴い境内を掘削した時、地中から松の根が見つかったといい、物証はないが『雪よけの松』が見つかった、とずいぶん話題になったそうだ。



大正初期に門前の石碑が建立され、末期の本堂改築時には松の根が須弥壇(しゅみだん)の材料に使われたという。石碑の言葉そのままに、先代の住職は子どもが元気に育つことを願った。近所の子に紙芝居を読むのが得意で、十数話分が倉庫に眠るという。



今、地元の東山区は高齢化が進み、子どもの数は激減しているらしい。寺には子宝を授かりたいと参拝に訪れる若い女性の姿が時折、見られるという。『雪よけの松』をめぐる物語を紙芝居に仕立て、子どもたちに伝えていく日が来ることを願いたい…今京都。

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今京都 一心不乱 2008/10/23 12:00 am

っしんふらん…一つのことに集中して周囲に心を奪われたりしないこと。何かに熱中してほかを顧みないさま。
◇ちょっと予備知識 → 「一心」はここでは一つの物事に集中した心のこと。「一心不乱に打ち込む」などと使う。
                類義語に一意専心(いちいせんしん)・一心一意(いっしんいちい)・
                一所懸命(いっしょけんめい)・無我夢中(むがむちゅう)がある。

たく山 茶くれん寺
西陣のまちなか、千本通今出川の交差点から約50m西にある小さな寺の門前の石碑には、「豊公遺跡」という言葉と「浄土院」の寺名の間に、「湯たく山 茶くれん寺」という文字が彫られている。





何げなく聞いただけでは普通の寺の名前と山号の組み合わせのように思えるが、「湯ばかりたくさん出して、お茶はくれない寺」ということと分かれば、何やら意味ありげに思えてくる。寺に伝わる話は、1587(天正15)年の10月1日の出来事。天下統一を目前にした豊臣秀吉が、九州平定と邸宅の聚楽第(じゅらくだい)の完成を祝い、北野天満宮境内の松原で催した茶会「北野大茶湯」の折の伝説だ。


(北野天満宮境内にある「北野大茶湯」の碑)

道中に秀吉が浄土院に立ち寄り、茶を所望した。一杯目は茶を出した住職だが、お代わりを求める秀吉に、二杯目以降は白湯(さゆ)を出し続けた。住職は、高名な茶人でもある天下人の秀吉に未熟な茶を出し続けるのは失礼だと考え、寺にわき出る水をそのまま味わってもらおうと考えたのだった。



最初は驚いた秀吉も、そのうちに住職の思いを悟り、笑いながら冒頭の「茶くれん」の話を言い出したのだという。1095(嘉保2)年の建立以来、初代を除くと先代まで17人の住職は女性と伝わる。秀吉と相対したのも、機転のきく尼僧だったのだろう。



頓知話のようだが、未熟な腕を恥じて、我をひけらかしたり無理して茶をうまくたてようとしなかったのは、愚鈍の身である自分を根底に持つ浄土宗の精神でのもてなしだったように思える。下手をすれば気分を害しかねない接待を笑いに変えた秀吉も「すごい大人物だった」と感心する。
寺の庭には、秀吉に献じた水をくんだとされる井戸跡がある。同様の伝説は、秀吉が出向いた八幡市や兵庫県姫路市にも伝わるという。



秀吉が住んだ聚楽第跡を示す石碑は正親小(上京区)の北東角にある。北野天満宮まで1km余り。今では多くの車がせわしなく行き交う道中だが、天下人と尼僧が向き合い、しゃれっ気たっぷりに交わした茶席のやりとりを思うと心が和む。





浄土院は近くの般舟院の隠居所として創建された。本尊は重要文化財の阿弥陀如来座像。安土桃山時代の陶工・楽長次郎作とされる寒山、拾得像が本堂の屋根に置かれている…今京都。


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今京都 頑迷固陋 2008/10/22 12:00 am

んめいころう…強情で考え方が柔軟でなく、視野が狭いこと。またそれによってもの物事を正しく判断できないさま。
◇ちょっと予備知識 → 「頑迷」は、頑固で物事の道理がわからないこと。「迷」は「冥」と書くこともある。
                類義語に頑冥不霊(がんめいふれい)・狷介固陋(けんかいころう)・
                墨守成規(ぼくしゅせいき)がある。

十石
さて、昨日の寺田屋に続いて、同じく伏見区。伏見区を訪れた目的は、以前に伏見十石でも取り上げたこの場所にある。



東京−大阪間のJR寝台急行「銀河」が引退した。新幹線や深夜バスに押され、また一つ旅の情緒が消えたと嘆いている方も少なくないだろう。落語の世界では、のんびり旅こそが話(ネタ)の始まり。「三十石」は、京の伏見と大阪の八軒家を結んでいた三十石舟を題材にした上方落語の代表的な旅ネタだ。



もとは「東の旅」という大きな旅シリーズで展開されていた。主な登場人物は喜六と清八。伊勢参りに出掛け、変わった煮売り屋で休息する「東の旅発端」から始まり、キツネの恨みを買い何度も化かされる「七度狐(きつね)」や、「軽業」「こぶ弁慶」などのネタが続く。



「三十石」は、その伊勢参りの最終部、京から大坂の帰路を描いている。船宿・寺田屋の浜から夜舟に乗り込むと船中はいっぱい。いよいよ船出という時、美人が乗ると思い込んだ男の客の妄想や、船中のドタバタなどが続く。ドラの鳴り物が入った舟歌もあり、にぎやかな話になっている。



大阪では、明治初期に初代桂文枝が前座噺(ばなし)を大ネタに仕上げ、その後は、五代目笑福亭松鶴や六代目松鶴、桂米朝らも得意としていたという。



伏見港は戦国時代、豊臣秀吉が伏見城を築いた際に河川港として開いた。最盛期の江戸時代末期は三十石舟などが頻繁に京と大坂を往来した。しかし、鉄道と陸運の発達で廃れた。時代の波に勝てず1963(昭和38)年から船の行き交いはなくなってしまった。



使われなくなった川は荒れ果てたが、1989(平成元)年から伏見観光協会の方々が清掃を始めたのを機に再生の道を歩み始める。「伏見みなと公園」として整備され、今は観光や住民の憩いのスポットになり、十石舟や三十石舟も復活した。35〜55分で伏見の街を流れる宇治川派流を巡る。料金はいずれも大人(中学生以上)1000円。



水辺にはヤナギやアジサイが植樹されている。春には140本のサクラが満開の花を咲かせる。
復活したこの場にいると、街には眠っている資産がいっぱいあり、それが街の奥深さではないかと感じる。これら街のよさを次世代の子どもたちに伝承し郷土愛を育てて欲しいと思う。



DVDが発売されるなど、折しも落語ブーム。スピード社会をしばし忘れて十石舟・三十石舟に乗り込み、喜六、清八が体験した船旅の気分を味わってみるのも楽しいだろう、などといってる間に、お後がよろしいようで…今京都。


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