rrbのブログ - 2008/03/07のエントリ
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今京都 狡兎三窟 2008/03/07 12:07 am
こうとさんくつ…保身のため、いろいろな逃げ道や策を用意しておくこと。難を逃れるのがうまいこと。
◇ちょっと予備知識 → ずるいうさぎは隠れ穴を3つ持っていて、自分の身を守るということから。
ズル賢いことのたとえにも使う。
類義語に狡兎三穴(こうとさんけつ)がある。
誓願寺 迷子しるべ石・内臓のある阿弥陀如来 vol.1
観光客や買い物客が行き交う京都市中京区の新京極通にある誓願寺門前に大きな石柱が立つ。

正面には「迷子みちし留遍(るべ)」と記されている。江戸末期から明治にかけては、迷子や尋ね人を探す手段として、石柱の片側に迷子の名前などを書いた紙を張り、見つけた人が反対側に紙を張って情報提供交換するという習俗があった。

仲人を意味する月下氷人から「月下氷人石」「奇縁氷人石」ともいわれ、京都では八坂神社や北野天満宮にも残る。

誓願寺の石柱は1882(明治15)年に建立された。高さ2.7m、石柱の左側に「さがす方」、右側に「教(おし)し由(ゆ)る方」と彫られている。

かつて、テレビドラマの撮影で生き別れの親子の話に使われたこともあり、『愛の道しるべ』などともっとアピールできたらいいのだろうが、今では左側には壁が迫ってひっそり隅にたたずむ感じとなっている。

石柱からは、自分の大切な人の行方を捜す人々の切なる思いが伝わってくるように思う。迷子しるべ石は人と人の縁つなぐといったところか。

さて、この誓願寺は日本初の人体解剖を行った山脇東洋(1705〜62年)の菩提寺でもある。

山脇東洋は現在の亀岡市の出身。カワウソを解剖して人体解剖に備えたといわれる。

解剖は1754(宝暦4)年、現在の中京区六角通大宮西入ルにあった六角獄舎で行われ、刑死者の遺体が腑分けされた。

その5年後、東洋は日本初の解剖学書「蔵志」を著したという。

その東洋とゆかりの、こんな言い伝えがある。さてその言い伝えとは…今京都。(続く)
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誓願寺 迷子しるべ石・内臓のある阿弥陀如来 vol.1
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仲人を意味する月下氷人から「月下氷人石」「奇縁氷人石」ともいわれ、京都では八坂神社や北野天満宮にも残る。

誓願寺の石柱は1882(明治15)年に建立された。高さ2.7m、石柱の左側に「さがす方」、右側に「教(おし)し由(ゆ)る方」と彫られている。

かつて、テレビドラマの撮影で生き別れの親子の話に使われたこともあり、『愛の道しるべ』などともっとアピールできたらいいのだろうが、今では左側には壁が迫ってひっそり隅にたたずむ感じとなっている。

石柱からは、自分の大切な人の行方を捜す人々の切なる思いが伝わってくるように思う。迷子しるべ石は人と人の縁つなぐといったところか。

さて、この誓願寺は日本初の人体解剖を行った山脇東洋(1705〜62年)の菩提寺でもある。

山脇東洋は現在の亀岡市の出身。カワウソを解剖して人体解剖に備えたといわれる。

解剖は1754(宝暦4)年、現在の中京区六角通大宮西入ルにあった六角獄舎で行われ、刑死者の遺体が腑分けされた。

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