rrbのブログ - 2008/01/25のエントリ
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今京都 百発百中 2008/01/25 12:24 am
ひゃっぱつひゃくちゅう…撃ち出した弾が全て命中すること。そこから、計画や予想などが全部的中すること。
◇ちょっと予備知識 → 楚の弓の名人の養由基(ようゆうき)が100本の弓を射て1本も外さなかったという
故事から。
類義語に百歩穿楊(ひゃっぽせんよう)がある。
法界寺 乳薬師 vol.1
真言宗別格本山の法界寺は京都市伏見区にある。

浄土真宗の宗祖親鸞が生まれ、9歳まで過ごしたとされる同寺は藤原氏の北家に当たる日野家の菩提寺。

1051(永承6)年、日野資業(ひのすけなり)が自ら薬師如来像を彫り、薬師堂を建立して寺とした。当時は観音堂、五大堂等多くの堂塔が建ち並んでいたが、今では薬師堂(本堂)と阿弥陀堂を残すのみとなった。

一般には日野薬師、乳薬師として知られており、阿弥陀堂と阿弥陀如来座像は国宝。本尊の薬師如来像は非公開。この薬師堂(本堂)には、安産や授乳を祈願する母親たちの思いが「よだれ掛け」に込めて納められている。

「丈夫な子どもが欲しい」「赤ちゃんが元気に育つように」などと直筆で記された多数の「よだれ掛け」が格子を覆い隠すように結びつけられている。

その格子の奥には、「乳薬師」と親しまれてきた薬師如来像(高さ約80cm)が安置されている。しかし、非公開なのでその姿をみることができない。

「法界寺年表」や「叡岳(えいがく)要記」などによると、資業は日野家に代々伝わる最澄作の約9cmの小像を薬師如来像の中に入れたという。

胎内仏が納められた薬師如来像は、胎児を宿す女性の姿として安産や授乳に御利益があると信仰を集めた。

粉ミルクもない時代では母乳はなくてはならないもの。子どもを大切に思う母親の気持ちが『乳薬師』の信仰に結びついたのではないだろうかと想像が駆け巡る。しかし、何故「よだれ掛け」なのだろうと疑問がわく…今京都。(続く)
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法界寺 乳薬師 vol.1
真言宗別格本山の法界寺は京都市伏見区にある。

浄土真宗の宗祖親鸞が生まれ、9歳まで過ごしたとされる同寺は藤原氏の北家に当たる日野家の菩提寺。

1051(永承6)年、日野資業(ひのすけなり)が自ら薬師如来像を彫り、薬師堂を建立して寺とした。当時は観音堂、五大堂等多くの堂塔が建ち並んでいたが、今では薬師堂(本堂)と阿弥陀堂を残すのみとなった。

一般には日野薬師、乳薬師として知られており、阿弥陀堂と阿弥陀如来座像は国宝。本尊の薬師如来像は非公開。この薬師堂(本堂)には、安産や授乳を祈願する母親たちの思いが「よだれ掛け」に込めて納められている。

「丈夫な子どもが欲しい」「赤ちゃんが元気に育つように」などと直筆で記された多数の「よだれ掛け」が格子を覆い隠すように結びつけられている。

その格子の奥には、「乳薬師」と親しまれてきた薬師如来像(高さ約80cm)が安置されている。しかし、非公開なのでその姿をみることができない。

「法界寺年表」や「叡岳(えいがく)要記」などによると、資業は日野家に代々伝わる最澄作の約9cmの小像を薬師如来像の中に入れたという。

胎内仏が納められた薬師如来像は、胎児を宿す女性の姿として安産や授乳に御利益があると信仰を集めた。

粉ミルクもない時代では母乳はなくてはならないもの。子どもを大切に思う母親の気持ちが『乳薬師』の信仰に結びついたのではないだろうかと想像が駆け巡る。しかし、何故「よだれ掛け」なのだろうと疑問がわく…今京都。(続く)
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