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おやかまっさん なかんずく 2016/04/06 12:00 am

同じ性質や傾向を持ついくつかの事柄について述べたあと、「なかでも、○○はその性質が強い」と語りたいとき、「なかでも」に代えて使えるのが「なかんずく」である。

かつて同じ意味でもちいられた「中に就くに」が変化した言葉とされている。「この商品は、ルックス、使いやすさ、片付けやすさのすべてに優れているが、なかんずく、片付けやすさに関しては他の追随を許さない」といった形で使う。この使い方でプレゼンはぐっと引き締まるのではないだろうか…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・祇園界隈》

「なかんずくスズメの写真においては秀でる」って言ってもらえるようになりね〜

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おやかまっさん 言わずもがな 2016/04/04 12:00 am

「言わずもがな」は、「言わない」という意味の「言わず」に願望の助詞「がな」がついた言葉である。もともとは「言う必要はないよね」という意味。現代では「○○は言うまでもなく」「○○はもちろんのこと」と言いたいときに使用する。
「この商品は、学校や予備校は言わずもがな、小規模の塾においても需要が見込める」といった形…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《神戸》

あれっ? 月曜日は神戸なうではなかった?

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おやかまっさん 学び 2016/03/31 12:00 am

「学ぶ」は「まねる」から生まれた動詞と言われている。しかし、「まねる」にはない重みと深みを感じる言葉である。「学び」の不思議なところは、いわば「お客さん」として頭に入れた知識や技術が、いつのまにか「自分の能力になることだ。その変化の瞬間をイメージすれば、「学び」は「変身」である。

今日も子どもたちが次々に変身している。そう思うと学校という存在がまぶしく見える。

「やればできる」よりも「やればのびる」。こちらの言葉の方が成長を意味するように感じる。学校では、「やればのびる」や「やれば成長する」という声掛けにしたいものだ。学校は「変身」するところ。すなわち「成長」するところだろう。

学校界では、もう少しで新学期が始まる…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・愛宕念仏寺》

学びはいろんなところにあるよね。写真もそうだよね

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おやかまっさん あまつさえ 2016/03/30 12:00 am

スピーチでは、過去に体験した困難について語ることが少なくない。その中で「さらに○○の状態に陥り、大変であった」と言いたいとき、「さらに」の代わりに使えるのが「あまつさえ」だ。

たとえば、「我々のチームは人数が足りず、あまつさえ、エースが故障というさんざんな状態。」といった使い方。

「あまつさえ」の語源は、「余りさえ」で、数量が過剰である様子をいう言葉だ…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・嵐山》

大和言葉、続くねぇ。やっぱりブログネタに困ってるのかな?

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おやかまっさん 惜しむらくは 2016/03/29 12:00 am

ブレゼンは、企画や商品の良さを訴える場である。当然、他の企画や商品については「残念ながら○○の点で不十分だ」という機会も少なくない。そんなとき、「残念ながら」に代えて使える大和言葉が「惜しむらくは」である。たとえば、「性能はとても優れているが、惜しむらくは、見栄えがもうひとつ」という言い方だ。

「惜しむらくは」、動詞「惜しむ」に接尾語「らく」がついて名詞となった「惜しむらく」に、助詞の「は」がついた独特の言い方で、「惜しいことには」という意味になる。

同じ構造を持つ言葉としては、「望むらくは」がある。意味は「私が望むところは…」である。たとえば、「望むらくは健康である」というふつうの言い方もできるが、「どうか○○しますように」と祈る言葉の「どうか」に代えて、「望むらくは、ヒット商品となりますように」のような用法もある。

「惜しむらくは」も「望むらくは」も使いすぎると鼻につくので、1回のプレゼンで口にするのは、どちらかひとつが適当である…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・愛宕念仏寺》

明日、プレゼンやんね? 使ってみてはどう?

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