rrbのブログ - 今京都のエントリ
ヘッダーナビゲーション
千紫万紅2008/06/26 12:04 am
せんしばんこう…色とりどりの花が一面に美しく咲いているさま。また、そのように華やかであること。
◇ちょっと予備知識 → 「千」「万」は共に色彩の豊かさを強調している。「紫」「紅」はあでやかな色のたとえ。
類義語に千紅万紫(せんこうばんし)・万紫千紅(ばんしせんこう)・
百花繚乱(ひゃっかりょうらん)がある。
しきたり
結婚式には金銀の水引で熨斗(のし)、寿恵廣(すえひろ)を添えて…、
出産祝には赤白の水引で友白髪(ともしらが)とともに…、
お葬式には黄白の水引で…等々、京都には数え切れないほどのさまざまな「しきたり」がある。
しかし、その「しきたり」にしばられるからこと、京都の暮らしは楽なところがある。

いずれの儀式においても京都には京都なりの決められた形(しきたり・ルール)というものがある。その仕方に色々な異なる方法があればかえって迷いを生じさせるし、果たしこのやり方で相手にきちんと自分の気持ち(心)が伝わっただろうかと不安になることもある。

その点、京都では決められた「しきたり」のポイントだけをしっかりおさえておけば、それでいいことになる。それだけ戸惑いや迷いがなく、事ができる。
一見、表面的には「しきたり」がぎゅうぎゅう詰めで難解だと考えられがちだが、本当はいたって簡単なことで、その渦の中で生活しているものにとっては大変楽なことなのだ。長い年月によってつちかわれてきた、本当に合理滝なマニュアルが京都にはある。

しかし、最近、いろいろな異なる文化圏からの情報により、京都の「しきたり」が崩壊しつつあるのも事実だという。今まで自分たちがやってきた「しきたり」を他の人からおかしいと指摘されると、たちまち迷ってしまうのが京都人。それほど内面はもろく弱いところがある。

麩という食べ物があるが、京都人はまさに「麩」そのものだという。見るからに弱々しくて、それ自体には何の味もない。しかし、つけ合わせの椎茸とか他の味をうまく吸収して、麩はそれ本来の独特の風味を出す。

ところが最近、そのつけ合せの味があまりにも強烈過ぎて、麩そのものの味がどこかへいってしまう。長い歴史をとおして脈々と伝えられてきた京都の「しきたり」。その「しきたり」にしばられている時代はみんな楽であったが、今は京都以外の「しきたり」にしばられてしまい、大変窮屈になってきた。
本当に難しいのは変にミックスブレンドされた今の「しきたり」という京都の文化のお話…今京都。 ※写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。


◇ちょっと予備知識 → 「千」「万」は共に色彩の豊かさを強調している。「紫」「紅」はあでやかな色のたとえ。
類義語に千紅万紫(せんこうばんし)・万紫千紅(ばんしせんこう)・
百花繚乱(ひゃっかりょうらん)がある。
しきたり
結婚式には金銀の水引で熨斗(のし)、寿恵廣(すえひろ)を添えて…、
出産祝には赤白の水引で友白髪(ともしらが)とともに…、
お葬式には黄白の水引で…等々、京都には数え切れないほどのさまざまな「しきたり」がある。
しかし、その「しきたり」にしばられるからこと、京都の暮らしは楽なところがある。

いずれの儀式においても京都には京都なりの決められた形(しきたり・ルール)というものがある。その仕方に色々な異なる方法があればかえって迷いを生じさせるし、果たしこのやり方で相手にきちんと自分の気持ち(心)が伝わっただろうかと不安になることもある。

その点、京都では決められた「しきたり」のポイントだけをしっかりおさえておけば、それでいいことになる。それだけ戸惑いや迷いがなく、事ができる。
一見、表面的には「しきたり」がぎゅうぎゅう詰めで難解だと考えられがちだが、本当はいたって簡単なことで、その渦の中で生活しているものにとっては大変楽なことなのだ。長い年月によってつちかわれてきた、本当に合理滝なマニュアルが京都にはある。

しかし、最近、いろいろな異なる文化圏からの情報により、京都の「しきたり」が崩壊しつつあるのも事実だという。今まで自分たちがやってきた「しきたり」を他の人からおかしいと指摘されると、たちまち迷ってしまうのが京都人。それほど内面はもろく弱いところがある。

麩という食べ物があるが、京都人はまさに「麩」そのものだという。見るからに弱々しくて、それ自体には何の味もない。しかし、つけ合わせの椎茸とか他の味をうまく吸収して、麩はそれ本来の独特の風味を出す。

ところが最近、そのつけ合せの味があまりにも強烈過ぎて、麩そのものの味がどこかへいってしまう。長い歴史をとおして脈々と伝えられてきた京都の「しきたり」。その「しきたり」にしばられている時代はみんな楽であったが、今は京都以外の「しきたり」にしばられてしまい、大変窮屈になってきた。
本当に難しいのは変にミックスブレンドされた今の「しきたり」という京都の文化のお話…今京都。 ※写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。




このエントリーの情報
トラックバックping送信用URLを取得する
このエントリは以下のURLにトラックバックしています。
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/68842/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:55
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/9829/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:55
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/48940/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:55
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/540/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:55
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/539/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:55
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/70367/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:54
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/538/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:15:54
- http://photo.blogmura.com/rpc/trackback/68969/p1l5ji5ihnsm 2008-06-26/00:04:49