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rrbのブログ - 眠りに落ちるときの気持ち

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眠りに落ちるときの気持ち2016/03/10 12:00 am

昨日の「眼をさますときの気持ち」の続きである。続きというより、14歳の女生徒が朝起床してから夜就寝するまでの一日を、主人公の独白体で綴っている太宰治の『女生徒』の、終わりの部分だ。この話は、「眼をさますときの気持ち」で始まり、「眠りに落ちるときの気持ち」で終わる。

太宰は次のように書き表している。
眠りに落ちるときの気持ちって、へんなものだ。鮒(ふな)が、うなぎが、ぐいぐい釣り糸をひっぱるように、なんだか重い、鉛みたいな力が、糸でもって私の頭を、ぐっとひいて、私がとろとろ眠りかけると、また、ちょっと糸をゆるめる。すると、私は、はっと気を取り直す。また、ぐっと引く。とろとろ眠る。また、ちょっと糸を放す。そんなことを三度か、四度くりかえして、それから、ぐうっと大きく引いて、こんどは朝まで。

さて、自分はどう表現するであろうか。あるいは、眠りに落ちるときの気持ちって、どんなだろう。太宰のように表現するならば、何を例としてあげるだろうか。考えても思いつかない。時間がかかりそうだ。「眠りに落ちるときの気持ち」探索にも走りそうだ…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・愛宕念仏寺》

走れメロスの始まりと終わり、女生徒の始まりと終わり、粋だねぇ〜

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